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【初心者用】これさえ知ってれば大丈夫!フォントの基本用語~欧文フォント編~

mitsuyasu kyoko

こんにちは!前回は日本語フォントに関する基本的な知識をお話ししました。

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今回はいよいよ欧文です!

欧文は様々な特徴があるのですが、フォント好き界隈ではよく出てくる用語もあるので分かりやすくご紹介出来ればと思ってます。

まず、今回はフォント用語からご紹介していきます!

後に出てくるフォントの種類などを説明する時に用語を使うので参考にしてください。

仮想5本線

文字のサイズ名称

ボディ・サイズ文字が収まる上下の範囲。
フォントを設計する時にこの範囲内に文字を書きます。
キャップ・ハイト大文字の高さ
セット・ウィドス文字の幅を決める為の仮想の縦線を設定する方式
エクステンダー小文字の高さ(ベースラインより上の部分)
ディセンダー小文字のベースラインからはみ出した高さ
アセンダー小文字の上からアセンダーラインまでの高さ

仮想5本線の名称

アセンダー・ライン小文字のミーンラインより上に突き出した部分の上を示すライン
キャピタル・ライン大文字の高さを示す線
ミーン・ライン小文字の高さを示す線
ベース・ライン大文字や小文字の下の並び線
ディセンダー・ライン小文字のベース・ラインより下に突き出た部分の上を示す線

よく使うのは『欧文ベースライン』ですね!フォントのデザインをしない限りは他の用語を使う事は少ないと思うので、

よく使う『欧文ベースライン』だけ理解していればとりあえず大丈夫です♪

欧文の部分名称

名称一覧

  • アペクス
  • バー
  • ベースラインセリフ
  • ボウル
  • ストレス
  • カウンター
  • テール
  • セリフ
  • ストローク
  • ブラケット
  • アーム
  • フット
  • ビーク
  • スパー
  • アクシス
  • スクワッシュ
  • ステム
  • スパイン
  • アーク
  • ヘアライン

良く使うのはセリフとブラケットですね♪

セリフは日本語では「うろこ」「ひげ」「ひげ飾り」などと呼ばれてます。

欧文フォントの種類

次に欧文のフォントの種類についてお話しします。

欧文には大きく分けて、以下4つの分類をします。

セリフ(Serif)

日本語フォントでいうと「明朝体」のように文字の端に飾り(ブラケットやセリフ)がついているフォント。

別名:ローマン体

使用するシーン

明朝体と同様、縦線・横線の幅が異なるデザインが特徴の為可読性の高さから小説など長文に適する

セリフの種類

セリフ体はこの中でも大まかに5つに分類されます。

Q
ヴェネチアン・ローマン
Q
オールドフェイス(オールド・ローマン)
印象
Q
トランディショナル(トランジショナルローマン)
印象
Q
モダンフェイス
印象
Q
スラブセリフ
印象

正直、分類まで知ってる必要はないです。

こういう分類があるんだなーって事を頭の片隅に置いてたら大丈夫です♪

サンセリフ(sans serif)

日本語フォントでいうと「ゴシック体」のようにセリフ(飾り)がないフォントの総称。

「サン」とはフランス語で「無い」という意味で「セリフがない」フォントを表します。

使用するシーン

「ゴシック体」同様線の太さが一定で同じ太さで作られているデザインの為、映画などのスクリーン上でも文字がかすれづらく、読みやすい。視認性に優れている。

その為Web上での長文表現はサンセリフが用いられる事が多いです。

プレゼンの資料作成の場合でも使用するスクリーンの解像度が低い可能性や閲覧者とスクリーンの距離が遠いなどの可能性を考慮し、一定の太さで作られているサンセリフを用いる事が望ましいとされています。

スクリプト(Script)

手書きで書かれた文字をベースに作られた書体をスクリプト体と呼びます。

和文フォントでいうと手書き書体(連綿体)と同じ位置づけとなります。

一般的には筆記体を想像すると思いますが、手書きで書かれた文字をデザインベースにしているので、以下のような文字もスクリプト体に含まれます。

スクリプトの種類

バラエティに富んでいる為大きく5つの分類に分かれます。

使うシーン

日本においては可読性が低くなってしまう為、主に装飾目的で使われる事が多いです。

Q
フォーマルスクリプト
印象
Q
カジュアルスクリプト
印象
Q
カリグラフィック・スクリプト
印象
Q
ブラックレター・スクリプト
印象
Q
ハンドライティング・スクリプト
印象

セリフ同様、分類まで知ってる必要はないです!

こういうフォントもスクリプトに入ってるんだなぁぐらいで全然大丈夫です♪

ディスプレイ(display/decorative)

他の3つの種類は”読む事”を前提としたデザインであるが、目立つことを目的としたフォントの種類の事。

日本語フォントでいうと装飾書体と同じ立ち位置。

もしくは「セリフ」「サンセリフ」「スクリプト」以外の『その他』のフォントを指す場合もある。

使うシーン

目立つ事を目的としたフォントの為、映画や会社のロゴなど

印象

使うシーンによって印象に変化を持たせる事が出来る

まとめ

いかがでしたか?

欧文フォントも様々種類がありますが、基本の考え方は和文フォントと似ているように思います。

かなり奥が深いフォントの世界ですが、今後も面白そうなフォントの話があればシェアしていきたいと思います。

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